想像よりも酸っぱかった。
(パンダ談)

オススメ度:★★☆☆☆
リピなし。
あのね、聞いて。
飲食の話なんだけど。
コンビニのチルド棚で、目が合ってしまった。
赤いパッケージに、コック帽をかぶったパンダ。
「パンダシェフの杏仁ミルク風味」 名前からして、甘くてまろやかな、癒やし系のミルクを想像していたんだ。
でも、一口飲んで僕は「おっと」と声を出しそうになった。

ねぇアイカタ、これ思ってたよりずっと酸っぱくないかなぁ?

そうですね。
パッケージをよく見てください。
「乳酸菌飲料」としっかり書かれています。

パンダくん、ミルク8:杏仁2くらいのふわふわした味を想像してたんでしょ?

そうなんだぱん。
でも実際は、杏仁9:ミルク1くらいのガツンとした杏仁感で、そこに乳酸菌の酸味が追いかけてくる感じ…。

期待を裏切るパンチの強さですね。
でも、その「酸っぱさ」の理由は、飲み終わる頃にわかるはずですよ。
ストローで吸い上げ、中身がほとんどなくなった頃。
ふと、パックの横に書かれた文字が目に留まった。
そこには、ある人気中華店の閉店と、パンダシェフたちが故郷の山へ帰るという物語が綴られていたんだ。

「みなさんは最後のお客様です……」
その一文を読んだ瞬間、最近ニュースで見た「日本からパンダがいなくなる」という寂しい光景が頭をよぎった。

えっ、そんなの…飲み終わる前に読みたかったよ!

いえ、ほぼ飲み干してから気づいたからこそ、その酸っぱさが「お別れの涙の味」のように感じられたのではないですか?

そうかもしれないぱん。
最初は「酸っぱっ!」って驚いたのに、読み終わった後はなんだか少し、おいしく感じちゃったんだよね。
最初は、ただの甘い飲み物だと思っていた。
でも、背景を知ると、その独特の酸味が急にドラマチックに思えてくるから不思議だ。
パンダシェフ、今までありがとう。
君たちが山に帰る前に、この「お別れの味」に出会えてよかった。
もしコンビニで見かけたら、ぜひ手に取ってみてほしい。
ただし、物語を読むのは半分くらい飲んでからにするのが、僕のおすすめだ。

味覚と感情がリンクする、不思議な体験ができますからね。

パンダシェフが故郷でお店を開くニュースが聞きたいなぁ。



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