あのね、聞いて。
思い出話なんだけど。
元気には育ったけれど。
病気はつきまとった。
最初に大変だった持病。
それは。
扁桃腺肥大だった。
扁桃腺が大きくなって。
呼吸の邪魔をするほど大きくなって。
僕は横になっては寝ることができなかったらしい。
いびきをかいて。
息が止まってしまって。
夜寝せる時は大変だったようで。
寝かせると肥大した扁桃腺が気道を塞ぐために、横にして寝かせることはできなかったらしい。
母は1晩中、僕を背負って寝かせたり。
お布団や毛布を重ねて背中に敷いて、座らせて寝かせたり。
それはそれは大変だったようだ。
僕は僕ですぐに熱を出したり。
ごはんものどを通りにくいのであまり食べられなかったりで。
今では考えられないほど細かった。
声も今とは全く違う。
扁桃腺が大きすぎてのどを塞ぐから、出しにくかったのかもしれない。
よく熱を出していたのはおぼえている。
あまりにも発熱が多すぎて、熱に強かった。
発熱しても元気に走り回るくらいだった。
40℃ぐらいまではケロッとしていたと思う。
さすがに41℃近くなるとぐったりしたようだけど。
この扁桃腺肥大とは、しばらく付き合っていくことになる。
聞いてくれてありがとう。
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