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海に眠るダイヤモンド6話を見た話。

日々の話
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書いた人
しっくん

氷河期世代。
大学を卒業するも正社員になれず、非正規生活。
やっと正社員に採用されるも、病気。
お金なし、持病あり。
それでも結婚と幸せを手に入れることはできるのか。
ロスジェネの逆襲はあるのか。
まずは稼ぐことに挑戦中。
自分で稼げるようになって支えてくれた人や社会に恩返しがしたい。

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あのね、聞いて。
日々の話なんだけど。

海に眠るダイヤモンド6話を見た。
島は最盛期を迎え。
人々も幸せを迎え。
とても幸せな回だった。
だからこそ、いろいろなことがわかってたたき落とされた。

あらすじ

東京オリンピックを翌年に控えた1963年。多くの炭鉱が閉山に追い込まれる中、端島にはいつも通りの正月が訪れていた。

その頃、園芸部での活動に熱を上げる朝子(杉咲花)は、鉄平(神木隆之介)に育てた鉢植えを見せる。
うれしそうな朝子を見て、うれしくなる鉄平。2人の距離は確実に近づいているようだった。
一方、賢将(清水尋也)はある決意をし、鉄平にだけその胸の内を打ち明ける。

そんな中、進平(斎藤工)とリナ(池田エライザ)が荒木家を訪れる。リナを追手から命懸けで助けて以来、仲を深めた2人は、ある報告を告げにやってきた。

一方現代では、自分といづみ(宮本信子)に血縁関係がないこと、そしていづみの本当の名前が“朝子”だと知った玲央(神木)は、自分と鉄平の関係を探るため、鉄平が残した10冊もの日記をひも解くことに。するとその中の1冊に、“種”のようなものが挟まっていて…。

感想

正月からはじまった。
進平がリナとともに家に帰ってくる。
そしてリナは進平のこを身ごもっている。

僕も「ふうけもん」なのでピンとこなかった。
ま、九州の男なんてそんなもんかもしれない。

幸せに向かうリナと進平。
そして、やっぱり炭鉱長の辰雄は不器用だけどいいやつだった。
そのあたり一平はわかってた。
ふうけもん同士の酒の席。
とてもいい時間だった。
幸せな風景。

いろいろとありながら。
賢将と百合子も結婚。
キリシタンであること。
被爆していること。
いろいろなことを気にしていた百合子。
それでも受け入れた賢将と辰雄。
幸せな風景。

これからも付き合ってよ、俺の人生。
賢将の言葉がとてもよかった。

そして、確実に近づいていく鉄平と朝子。
それもまた、幸せな風景。

だけど僕たちは知っている。
端島は閉山されて、無人島になり朽ち果てていくこと。
そして現代で、朝子と鉄平は結ばれていないこと。
そんな結末を知りながら。
かつての端島の幸せな風景をほほえんで眺めている。

だけど、植えられていない種は現実を知らせてくる。
お婿さんになる人と植えたいと託された種は、植えられないまま鉄平の日記にはさまっているのだ。

この先どうなるのか。
なんとなくの結末はわかる。
わかったまま、それでも僕たちはこの2人の淡い幸せを味わう。
できることならば。
ほんの少しの望みが何度も何度も胸をよぎる。
鉄平と朝子に幸せになってほしい。
結ばれてほしい。

そんな風景を願う。

そして。
なんとなくわかった。

海に眠るダイヤモンドの意味。
僕はそれを石炭だと思っていた。
燃料として石炭が大切だった時代。
黒いダイヤモンドが眠っている海。
端島の下。

だけど思った。
海に眠るダイヤモンドはきっと、鉄平だ。
鉄平は海よりも深い場所に、たぶん眠っているのだ。

違ってほしいけど。
そんな気がした。

聞いてくれてありがとう。

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