ロボ店主の誕生と挫折

ヒッヒッヒ……!
ついに見つけたぞ!
リプを評価するX(旧Twitter)のアルゴリズムを支配し、リプを爆増させる『究極のアカウント運用法』をな!
わしは『お笑い居酒屋』をコンセプトにした大喜利アカウントを作って、1週間全力で運用してみたのぢゃ!

また怪しいこと始めてるわ。
でも、大喜利アカウントなんて世の中に溢れかえってるやん。
今さら参入しても他との差別化が難しくない?

そこよ!
普通の大喜利は『ボケてください』ばかりぢゃろ?
そこでわしは、お題に対して『ツッコミも募集する』という新機軸を打ち出したのぢゃ!
さらに、お題を毎日作る労働を省くため、お題作成はすべて『生成AI』に丸投げ!
店主は『ロボ大将』という設定にして自動化を図ったのぢゃ!

へぇ、設定はちょっと面白そう。
……で、1週間運用した結果、なんでそんなにボロボロになってラボに帰ってきたん?

それがな……信じられんほどAIにはお笑いのセンスがなかったんぢゃ!
出てくるお題がどれもこれも冷え冷えで、結局わしが裏で必死に手直しする羽目になり、さらに予想もしない『地獄の作業』が発生して1週間で完全に心が折れたのぢゃ……(涙)
みらいお姉さんの解説

博士、1週間の実験お疲れ様でした。
Xのアルゴリズムにおいて、インプレッションや拡散力を高めるために『リプライ(返信)を活発にする』というアプローチと、ツッコミも募集するという差別化は非常にスマートでした。
ですが今回は、『AIの出力クオリティの限界』と、最も恐ろしい『著作権(パクリ)の検閲コスト』という壁に正面衝突してしまいましたね。

手直しするだけならまだしも、何がそんなに地獄やったん?

一番の致命傷は、手直しの後に発生する『裏取り作業』です。
AIがどこからそのお題のネタ(データ)を引っ張ってきたのか、精査するのが想像以上に厳しかった点ですね。
今回の失敗の本質を、3つのポイントで整理してみましょう。
🚨 AI大喜利運用を阻んだ「3つの誤算」
- AIの「ユーモア不足」による修正コスト
AIは過去のデータの「平均値」を出力するのが得意なため、大喜利に必要な「ズレ」や「シュールさ」を作れません。
結果、人間(博士)が毎回リライトする労働が発生しました。 - 「どこかからパクっていないか」という検閲の恐怖
AIが出してきたお題が、既存の芸人さんのネタや、過去の有名な大喜利サイトの投稿と被っていないかをネットの海から探し、精査(検閲)する必要がありました。
これが一番時間を奪う原因になります。 - 「自動化」のつもりが「重労働」へ逆戻り
お題の作成(AI)➔ リライト(博士)➔ パクリ検索(博士)というフローになり、最初から自分で考えるよりも精神的・時間的コストが増大してしまいました。

そうなんぢゃ!
自分で考えたお題なら『自分の脳内から出た』という自信があるが、AIが出してきたものは『ネットのどこかからパクってきたのでは?』という疑心暗鬼が消えんくてな。
炎上リスクを考えると、1個ずつ過去の投稿と照らし合わせるチェック作業だけで脳が爆発しそうになったわい!

なるほどなー。
ネットの海から勝手に学習して出力されたお題やから、もし他人のパクリやったら一発でアカウントが飛ぶもんな。
答え合わせする方が何倍もしんどいね。
まとめ:今回の教訓

その通りです。
今回の実験の教訓は、『権利関係やオリジナリティが命となるクリエイティブな分野において、AIの丸投げ自動化はかえってコストを増やす』ということです。
ビジネスにおいて差別化や自動化は大切ですが、『その結果、自分の首を絞める検閲コストが発生しないか』を事前に見積もることが何より重要ですね。

うぅ、自動化でラクしてリプをもらうつもりが、AIの尻拭いで1週間徹夜する羽目になるとは……。
しかし!
この失敗でAIの特性がよーく分かったぞ!
次は『AIに絶対真似できない、超アナログな労働集約型ビジネス』で大儲けしてやるわい!
ヒッヒッヒ……!

懲りてないなー!
次は体がボロボロになってラボに倒れ込んでくる未来が見えるわ……。
お姉さん、今のうちに湿布買っといて!


