はじめましての方も、いつも見守ってくださっている方も、ありがとうございます。
しっくんです。
週3回の透析ベッドの上から、クラウドワークスを使って「自分の力で1円を稼ぐ」という挑戦を始めて数日。
今日、画面の中に新しい数字が刻まれました。
累計獲得報酬:21円。
「たった21円かよ」と笑う人もいるかもしれません。
駄菓子屋さんに行っても、うまい棒1本くらいしか買えない金額です。
でも、僕にとっては違いました。
医療や周りの支援に感謝しつつも、「ただ生かされているだけ」のような感覚に苛まれていた僕が、自分の頭と手を動かし、ゼロから生み出した21円です。
画面に表示されたその数字を見た瞬間、静かな、でも確かな熱が胸の奥に広がるのを感じました。
「自分にも、社会と繋がって価値を生み出せる可能性がある」
その実感は、何物にも代えがたい希望でした。
画面越しに届く「大きな仕事」と、足がすくむ自分
しかし、0から1への小さな一歩を踏み出した直後、新たな壁が僕の前に立ちはだかりました。
クラウドワークスの画面を開くと、システムやクライアントから「こんな大きなライティングの仕事(プロジェクト案件)がありますよ」「あなたに提案です」という通知が届くようになったのです。
何千円、時には何万円という、今の僕からすれば夢のような金額。
普通なら「チャンスだ!」と飛びつくのかもしれません。
けれど、僕の足は完全にすくんでしまいました。
「今の自分の文章力で、本当にお金をもらえるクオリティが書けるんだろうか?」
「もし途中で体調を崩して、締め切りを守れなかったらどうしよう?」
「相手のクライアントに、大きな迷惑をかけてしまうんじゃないか……?」
画面を見つめながら、恐怖で胸がギュッと締め付けられました。
責任を持ってやり切れる自信が、今の僕にはまだ圧倒的に足りなかったのです。
「怖さ」は、本気で向き合おうとしている証拠
自分の度胸のなさに、一瞬落ち込みそうになりました。
けれど、こうも思ったのです。
「迷惑をかけたくない」「責任を果たしたい」と恐怖を感じているのは、僕がこの仕事を、そして画面の向こうにいる相手を、いい加減に扱いたくないと本気で思っているからなんじゃないか、と。
ネットの世界には「誰でも簡単に月100万!」といった甘い言葉があふれています。
でも、現実の「働く」ということは、たとえ数円であっても責任が伴うものなんだと、痛烈に実感しました。
身の丈に合わない大きな仕事に焦って飛びついて、途中で投げ出してしまうことこそが、一番の不誠実です。
だから僕は、格好つけずに自分のペースを守ることに決めました。
まずはタスク案件で、10円、50円、100円と泥臭く実績を重ねていくこと。
「自分は納期を守れた」「相手に喜んでもらえた」という小さな成功体験を一つずつ積み上げて、自信という名の足場を固めていくこと。
それが、何者でもない僕がプロとして歩み出すための、一番確実で誠実な道だと信じています。
21円から、未来へ
たった21円。
だけど、透析ベッドの上でただ天井を眺めていたあの日から比べれば、僕は確実に前へ進んでいます。
これからも、大きな案件の通知にビクビクしながら、失敗して冷や汗をかきながら、泥臭く1円を積み上げていきます。
格好悪い姿も、恐怖に震える本音も、全部隠さずにここに残していきます。
「自分には何もない」と思っている誰かが、僕のこの格好悪い挑戦を見て、「こんな奴でも一歩踏み出してるなら、自分もやってみようかな」とほんの少しでも勇気を感じてくれたら、それ以上に嬉しいことはありません。
21円の重みを胸に、今日もこれから一歩、進んできます!


