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男は庭を耕しはじめた

王国の日々
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男は農家の次男坊だった。
次男坊だけど、長男が地元を離れたため。
彼は農家の跡取りになった。

彼は中学生の時に。
俺が家を継ぐ。
そう言ったらしい。

そして彼は農林高校に進学し。
農業や林業を学び。
そして就職し。
実家の農作業を手伝いながら。
会社員として働いた。

そんな彼も定年を迎えた。
そして定年を迎えた彼は。
自宅の庭を耕しはじめた。

彼の住居は実家とは違うところにある。
彼は実家を出て、通いながら農業を手伝っていた。
彼の休日の多くは、実家で農作業の日だった。
しかし彼の実家は大雨の災害によりなくなってしまった。
山や畑や田んぼは残った。
しかし、拠点がなくなれば農業は難しくなる。
それでも彼は通いながら山の手入れはしつつ。
砂利にまみれた彼の家の庭を耕しはじめた。

そんな場所を耕してどうするのか。
彼はその場所を畑にした。
痩せた土地だった。
硬い土地だった。
その土地に彼は何度も何度も鍬を入れた。
そして山から土を運んできて。
彼は彼の畑を作った。

それが、よんま農園のはじまりだ。
そんな痩せた土地で彼は、野菜を作りはじめた。
うまくいかないことの連続だった。
しかし彼は土地を耕し、作物を育てた。
彼は農薬も化学肥料も使わずに野菜を育てた。
それは彼のためでもあり、彼の息子のためでもあった。

野菜は体にいいはずだ。
そして、できるだけありのままで野菜を作りたい。
彼はそう言いながら野菜を作り続ける。

よんま農園の野菜を最初に食べるのは、虫だ。
彼は虫も食べる野菜を作る。
虫は早い。
人よりも早く野菜を食べる。
人が食べる前に野菜を食べてしまうこともある。
虫もいれば、ナメクジもいる。
そんな畑の世話を、今日も彼はやる。

そんな、よんま農園の風景と。
「よんま」という男の姿をワガママ王国からお届けしたい。

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