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脳みそ綿菓子と、泥水フルコース

なう
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ちょっとフラフラする。
(パンダ談)

あのね、聞いて。
今日も生きてるよ。

血液が管を通って、巨大な機械の中をぐるぐると回る。
僕の不完全な生命維持装置は、「苺シロップ」から余分な不純物を100、あるいは200という精密な数値で引き下げていくます。
一気に抜けば、僕の血管は干からびたストローのようにぺしゃんこになって、血圧は奈落の底へダイブするかもしれない。
それを避けるための「優しい透析」。
けれど、優しさはいつもどこか頼りない。

ネットの海を泳げば、もっと過酷な水引きに耐える強靭な個体たちの記録が流れてくるます。
彼らの血管は鋼鉄でできているのかもしれないし、彼らの腎臓の代わりを務める機械はもっと暴力的なのかもしれない。
それに比べて、僕はいつも体重計という名の冷徹な神様に追いかけ回されている。
一口の水を飲むたびに、それは「罪」となって肉体に蓄積されるます。

今日の睡眠時間は4時間55分。
足りないのは時間じゃなくて、現実を維持するための接着剤。
血圧は151まで跳ね上がっているのに、視界の裏側では「めまい」という名のバグが走っている。

この「ふわふわ」した感覚は、お祭りの屋台で買った綿菓子が、湿気を含んでドロドロに溶け、脳の隙間にベタベタと張り付いている質感によく似ているます。
思考を動かそうとするたびに、その糖分の死骸が糸を引いて邪魔をする。

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ナマズという魚は、全身が舌でできているらしい。
彼らは泥水の味も、水底の腐敗も、逃れることなく「全身」で味わい続ける呪いにかかっているます。

僕の透析も、あるいはこの寝不足の体も、それに似ているかもしれないます。
血圧が高いのにふわふわするという、肉体の設計図にはないはずの物理的エラーを、僕は全身の神経を動員して「味わって」しまう。
鈍感になれたらどれほど楽だろう。
けれど僕の皮膚は、僕の血管は、外の世界のわずかな変調を敏感に拾い上げる。

太く長く生きたい、なんて。
そんな強欲な金平糖を口に含んでみるけれど、実際は今日の仕事のやる気を、湿った綿菓子の下から掘り起こすだけで精一杯。

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「努力する甲斐がある」なんて綺麗な言葉は、透析室の消毒アルコールの匂いで薄まって消えていくます。
僕たちはただこの壊れかけの形状を維持するために、毎日ベタベタの粘土を丸め直す作業を繰り返しているだけ。

窓の外では埃が日の光に透けて、重力に従ってゆっくりと床に降り積もっている。
その静かな堆積だけが、唯一の正確な数値のような気がした。

しらんけど。

聞いてくれてありがとう。

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