アスファルトの道は途切れ、バスのタイヤはゴツゴツとした岩肌と背丈ほどの草むらを踏み越えていく。
周囲を囲む頑丈な鉄格子のゲートが重々しく開けば、そこは弱肉強食の掟が支配する「ワガママ・サファリ」だ。
だが、このツアーの真の目的は、百獣の王ライオンではない。

ユーたち、窓を絶対に開けないでねぇ!
ここから先は、野生の「あらごし」な世界だよぉ!
この記事を最後まで読めば、サファリの最深部でダラけきったパンダの真実と、日記「パンダダン」に隠されたシュールな日常のすべてがわかっちゃうんだ!
命がけの「あらごしウォッチング」、準備はいいかなぁ!?
…あ、痛っ!
緊張してシートベルトを締め直したら、自分のシャツまで一緒に巻き込んで首が「うぐっ」てなっちゃったよぉ…!
猛獣たちの視線と、場違いな静寂
窓の外では、鋭い眼光を放つトラがバスの影を追い、岩場では百獣の王が退屈そうにあくびを噛み殺している。
緊迫した空気が車内に流れる中、バスはさらに奥、広大な竹林が広がる特殊エリアへと足を踏み入れた。

ふむ…この先に漂う、圧倒的な「脱力」の気配。
そなたら、心して見るがよい。

ガイドブックによると、このエリアの主は「野生を忘れた白黒の刺客」と呼ばれているらしいわ…!
竹林に響く「あらごし」な吐息
生い茂る竹の葉をかき分け、バスが停止したその先。
そこには、木登りをするでもなく、獲物を追うでもなく、ただ仰向けに転がって腹をポリポリと掻く一頭のパンダがいた。
彼こそが、王国の脱力担当「あらごしパンダ」である。

…あー、またバス来たぱん。
今日、笹のデリバリー遅いますねぇ。

ちょっと、全然「刺客」じゃないじゃない!
ただの「おじさん」に見えるわよ!?

うるさいますねぇ…。
これでも日記「パンダダン」をほぼ毎日更新する、ストイックなパンダなんだぱん。
周囲に猛獣がひしめくサファリの中で、彼だけがなぜこれほどまでに無防備でいられるのか。
それは、彼が放つ「あらごし」なオーラがあまりに強すぎて、ライオンですら「関わらないほうがいい」と判断しているからに他ならない。
旅の終わりに
野生と脱力が奇跡のバランスで共存するサファリパーク。
パンダが笹を噛み締める音だけが、シュールに響き渡る。

ふぅ…。
ある意味、ライオンより衝撃的だったわ。

ユーたち、パンダの日記を読めばこの「あらごし」な魅力の虜になること間違いなしだよぉ!
次の停車は、女子たちの賑やかな笑い声が聞こえるシェアハウス「日々は刺激にあふれてる」だよぉ!

おお、あそこは活気があってよい。
わしも若返る心地じゃ。

…あ、痛っ!
「パンダにバイバイだぁ!」って手を振ったら、バスの窓ガラスに指を挟んだまま、パンダに竹を一本奪われちゃったよぉ…!


