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4時間睡眠のパンダと、おじさんの運ぶ甘辛い救い

なう
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変な夢を見た。
(パンダ談)

あのね、聞いて。
今日も生きてるよ。

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生と死の、自分とニュースの世界の狭間で

夢の中の僕は、いつだって無能だ。
ホテルの朝、準備は終わらず、忘れ物は山積み。
集合時間は無情に過ぎ去り、心臓はドラムの乱れ打ち。
「やばい、遅れる」
その冷や汗で目が覚めた瞬間、僕はまず時計ではなく、自分の存在を疑う。

睡眠時間4時間16分。
体温36.9℃。
血圧134/83mmHg。

夢の中のパニックが、そのままデジタルの数字に転写されたような数値。
「あぁ、上がってなくてよかった」と胸を撫で下ろすけれど、よく考えれば、目覚めて最初に心配するのが「夢の続き」ではなく「自分の血圧の上昇」だなんて、なんてシュールで、なんて不自由な人生だろう。

世間では、池袋のポケモンセンターで悲しい事件が起きた。
画面越しに流れる「誰かの死」を眺めながら、僕は自分の「+1,100g」という体重増減に怯える。
他人の痛みはたまらなく悲しいけれど、僕の体は、自分の血液を浄化することで精一杯なのだ。
この冷たさが、僕という生物の、生々しい現在地だ。

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針の痛みと、甘辛い相方の予感

今日は透析。
腕に針を通し、数時間を機械に捧げる。
この孤独なルーティンを、僕は誰のせいにもできず、誰に代わってもらうこともできない。

「隣に誰かいてくれたら」なんて、甘酸っぱい妄想をしないわけじゃないけれど。
実際には、僕のバタバタや、溜息や、数値の揺らぎを丸ごと受け止めてくれる「誰か」は、ここにはいない。

けれど、そんな僕にも「共犯者」がいる。
お弁当屋さんのおじさんだ。

おじさんはいつも、愛想よく、でも確実に僕の「生存燃料」を運んできてくれる。
僕が「ありがとうございます」と言い、おじさんが去り、食べ終えた後に「ごちそうさまでした」と箱を戻す。
その数秒間のやり取りだけが、僕が社会という「大きな胃袋」と繋がっている証拠だ。

今日のお弁当は、甘辛だれのプルコギ風。
きっと、白米の最高の相方になってくれるはずだ。
血液が機械を回っている間、僕はその「甘辛い救い」のことだけを考える。

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マウンドに上がる前の、静かな肩作り

今日はプロ野球の開幕だ。
僕も、透析が終われば「登板」の準備ができている。
連絡さえあれば、透析室のベッドから、そのままマウンドへ。
そんな気概だけはある。
肩はいつだって、この時間の拘束の中で、静かに温めているんだ。
そんな気分。

透析という孤独な試合が終われば、待っているのは連休。
僕の人生は、数値の管理と、機械との対話と、そして時々やってくる「甘辛いご褒美」の繰り返し。

このブログを読んでくれているあなた。
僕の血圧を心配するふりをして、本当は「自分じゃなくてよかった」と安心しているあなた。
いいんだよ、それで。
僕とおじさんのプルコギを、指をくわえて見ていてね。

さて、そろそろ腕を出さなきゃいけない時間のための準備をしなければだ。
血圧計が腕を締め上げる、あの無機質なマジックテープの音。
それが、僕の開幕を告げるプレイボールの合図だ。

今日も、プルコギのために、死なない程度に闘ってこよう。
おじさんの足音が聞こえる瞬間を楽しみに。

聞いてくれてありがとう。

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