どーも、こんちくわ☆
しっくんです。
6月1日。
今日は僕の誕生日です。
毎年この日が来ると、なんだかちょっとだけ誇らしい気持ちになります。
というのも、日本国内で初めて繁殖に成功した上野動物園のアイドル、パンダのトントン(童童)とまったく同じ誕生日だから。
(年は違いますよ)
トントンは可愛い女の子だけど、僕はこう見えて一応、オス。
産まれたときの体重は2,650gでした。
「小さかったんだよ、本当に」って、昔からよく周りに言われて育ちました。
もう少し小さかったら保育器に入るところだったらしいけれど、そこはなんとか免れて、元気にこの世界に飛び出してきたみたいです。
産声をあげたのは、夕方の17時30分ごろ。
ちょうど世間のみんなが、デスクの片付けをして「お疲れ様でした」と帰り支度を始める時間帯。
まさにそのタイミングで、僕はお母さんのお腹の中で「よし、今だ!」と産気づいたのだそうです。
母方にとっては待望の初孫で、父方にとっては跡取りの息子。
みんなが「まだか、まだか」と待ち構えている中で、お父さんの仕事が終わる時間をきっちり狙い澄ましたかのように産まれてくるなんて、我ながらお腹の中にいるときから、なんて空気を読むのが上手な赤ちゃんだったんだろうって思っちゃいます。
でもね、今になって当時のことを想像すると、ふっとお茶目なツッコミを入れたくもなるんです。
お父さんにすぐ会いたかったのはわかるけれど、お仕事終わりで焦って、病院へ向かう車で事故らないようにだけはしてほしかったよね、って。
無事に着いてくれて本当によかった。
そんなふうに、みんなに大歓迎されて、喜びに包まれて、五体満足で産まれてきました。
もちろん、その瞬間の記憶なんてこれっぽっちもありません。
だけど、「僕の一番古い記憶って、一体なんだろうな」って、静かに心の奥をのぞき込んでみたときに、いつも決まって思い出す景色があるんです。
それは、まだ僕がちっちゃな子供だった頃、扁桃腺肥大という病気で横になったら扁桃腺が気道を塞ぐほど大きくてどうしても眠れなくて、母に背負われて眠っていた夜のこと。
お母さんが、僕をそっとおんぶして、一晩中ずっとおんぶしたり抱っこしたり座らせてくれながら寝かせてくれたんです。
ゆらゆらと揺れるリズムと、僕の頬に触れていた、お母さんの背中のじんわりとしたぬくもり。
そのあたたかさだけが、今でも僕の胸の奥の一番深い場所に、消えない灯火のように残っています。
あの日々、お母さんはきっと、「早く良くなってね」「大丈夫だよ」って、言葉にならないエールを僕の背中に送り続けてくれていたんだと思います。
人は誰しも、何も持たずに、頼りない姿でこの世に産まれてきます。
ジタバタあがいて、不器用に泣いて、たくさんの人をハラハラさせながら生きていく。
思い通りにいかないことや、トホホな夜だってきっとたくさんあるけれど、僕たちの命のはじまりには、間違いなく誰かの「おめでとう」の笑顔や、眠れない夜を一緒に超えてくれた優しいぬくもりがあったはずなんです。
だから、どれだけ不器用でも、泥臭くても、今を生きている僕たちの姿はそれだけで絶対に美しい。
今日から、僕は自分の昔を少しずつ振り返ってみようと思います。
どんな人生を歩んできたのか、僕の足跡をたどる旅。
もしよかったら、あなたも一緒に、僕の隣でその足跡を楽しみに眺めていてくれませんか?
あなたが歩む一歩も、僕が歩む一歩も、全部地続きで未来へ繋がっているから。


