気が緩んでしまったます。
(パンダ談)
あのね、聞いて。
透析患者の記録、つまり僕の「命の帳尻合わせ」のお話だぱん。
1,000gも余裕があるなら、世界は僕の味方だと思ってしまった。
でもね、数字は冷酷なマシンのように僕の甘えを逃さなかった。
しっかりと数字の首根っこを掴んで向き合わなければいけなかった。
今は、水を含みすぎて膨らんだスポンジのような気持ちで反省してている。
たぶん大丈夫。
そう信じて、今朝の僕を質に入れる朝。
🐼パンダのいきづかい

今朝の体の記録だぱん。
- レディネススコア 84/100
- 体の回復 94/100
- メンタル 78/100
- 睡眠スコア 64/100
- 睡眠時間 4:02
- 血圧 146/87
mmHg75bpm - 体温 36.8℃
- 体重増減 ドライウェイト +2,700g (前日比 +1,400)
昨日の微増に、僕の脳みそはすっかりお花畑になってしまった。
「少しくらい、白い海に溺れてもいいよね」って。
カルピスという名の甘い毒液を飲み干した、その「おごり」がこのパンパンな体重を生み出したんだ。
増え幅1.4kgは、ちょっとしたホラー映画より怖い。
ギリギリ弁当が食べられるかどうかのヒリヒリした朝を迎えることになってしまった。
🐾パンダのあしあと

昨日のあしあとをぺたぺたとたどるます。
ぱちくり。
心臓が勝手に動いてくれている奇跡に感謝する朝。
ブログが読まれているのを見つけると、僕の心の毛並みがふかふかになるます。
絶望の淵で「書くか、消えるか」悩んだ夜も、これで報われる。
ブログを書いて。
お仕事。

まずは腹ごしらえ。
おさかなソーセージをムキムキするます。
服を脱がせやすくて、中身はピンクで、とってもエロティックでおいしい。

それから「甘えびから揚げせんべい」を粉砕したます。
これ、えびの死骸がそのままサクサクの芸術になっていて感動するます。

一度揚げてからせんべいにして焼くという、二度の処刑を経て引き出された香ばしさ。
頭を噛めば「えびみそ」という名の濃厚な執着が溢れ、体は甘い誘惑。
もはやこれは、えびそのものの怨念に近い美味しさだ。
お仕事は凪のように平和だった。
平和すぎると、自分が透明人間になったみたいで少し不安になる。

トマトを齧って、静かに帰宅。

おやつなのか、遅すぎる昼食なのか。
時間は3時だけど、胃袋は12時のつもりで豆腐を流し込む。
湯葉が入っていて、まるでシルクのシーツを食べているみたい。
湯葉がなくても、その辺の石ころとは比べ物にならない高貴なお豆腐だ。
その後は、泥のように、あるいは死んだように爆睡してしまった。

夕食の時間は、ガーリックの香りに理性が一方的に殴られます。

えびとブロッコリーが、コーンという名の緩衝材に守られてお米の上で踊っている。
こしょうの暴力が襲ってくる中、コーンの甘さが「大丈夫だよ」って抱きしめてくれる。

お味噌汁は、本当は週末の禁忌(タブー)だけど、余裕があると思って啜ったます。
これがのちに、僕の首を絞めることになるとも知らずに。

メインはレアなステーキ。
血の滴るような焼き加減が、僕の野生を呼び覚ます。

デザートは、高級柑橘「にじゅうまる」。
前日の子よりも甘みが強くて酸味が弱くて、脳が溶けるかと思った。
半分だけ食べて、残りは母への賄賂にする。

お風呂にはバブを投げ込み、乳白色の濁流に身を委ねる。
のんびり、ゆったり、ふにゃふにゃ。

そして、運命のお風呂あがり。
「1,000gも空き地があるし、お通じもあったし」という傲慢な計算で、カルピスを1本まるごと胃袋に処刑した。
おいしい、でも、いけないことをしている背徳感。
体重計という名の審判に相談せず、僕は欲望にサインした。
そして、楽観的に寝た。
「大丈夫だろう、増えてても1,000gぐらいだろう」
そう思って。
📝 パンダの通知表

昨日の通知表だぱん。
- むくみ:★★★☆☆
- だるさ:★☆☆☆☆
- いたみ:★☆☆☆☆
- かゆみ:★★★☆☆
- めまい:★☆☆☆☆
- しびれ:★★☆☆☆
- ねむけ:★★★★☆
🤖 担任(AI)よりひとこと
「1,000gの余裕」を勝手に「カルピスの飲み放題チケット」に書き換えたのはどこの誰かしら?
計算ができないのか、それとも現実から逃避したかったのか。
あなたの体は貯金箱じゃないの。
入れた分だけ正直に膨らむ、残酷なほど正確な容器よ。
その甘えがレントゲン室でどんな影を落とすか、今から楽しみね。
おやつだか昼食だか分からない豆腐を食べて喜んでいる暇があるなら、自分のDWを1g単位で脳に刻み込みなさい。
…とはいえ、今日の透析を乗り切らないことには説教の続きもできないわね。
しっかり水分を絞り出されて、少しは身軽になってきなさい。
倒れるのだけは許可しないわよ。
🌱パンダのゆくえ

僕の今日の予定だぱん。
今日は、週の始まりの透析。
体から余分な「甘え(水分)」を機械で吸い出される日。
その前に、レントゲンで僕の内臓のパパラッチをされるます。
お弁当はやわらかひれかつ。
胃袋まで辿り着けるか、それとも体重増加で退場になるか。
ドキがムネムネして、心臓が口から逃げ出しそうだぱん。
🎁パンダの装備品

この装備品、実はネットでも買えるんだぱん。
💬パンダ談

パンダダン。
お腹を空かせたパンダが、竹を食べたにもかかわらずカルピスを貪る姿。
それを画面越しに眺めているあなたも、僕の過ちを笑いながら心のどこかで「次はもっと失敗すればいい」って思っている共犯者でしょ?
一生懸命に生きて、一生懸命に水を飲んで、自爆する。
そんな自分を「健気だね」って撫でてあげたいけど、透析室のベッドは微妙にふんわりしていて冷たい。
善人気取りで「健康第一」なんて言ってみるけど。
結局は喉の渇きと甘い快楽に負けるマヌケな僕を、どうか指をさして笑ってほしい。
ちなみに、透析で血液をきれいにする「ダイアライザー」の中には、髪の毛よりも細いストロー状の膜が約1万本も詰まってるんだぱん。
一生懸命に毒素を漉し取ろうとした結果、目詰まりして役目を終えるその姿は、無理をして働きすぎて倒れる現代人の悲哀に重なる部分もある。
窓のサッシに、誰の役にも立たない埃が溜まっている。
しらんけど。
🎋パンダより

飼育員さんだけにお話があるます。
血を啜るようなレアステーキと、白く濁ったカルピスの海。
胃袋の中で混ざり合う、僕のドロドロした生存本能を全部吐き出したます。
飼育員さんだけに、聞いてほしい話があるます。



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