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日記の殻を脱ぎ捨てて、エッセイを叫ぶます

なう
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突きつめることにした。
(パンダ談)

あのね、聞いて。
今日も生きてるよ。

睡眠時間5時間45分。
それは数年間も土の中で泥水を啜っていたセミが、ようやく地上の光に触れた瞬間の、あやふやな意識に似ているます。
透析の機械が僕の体から「溜め込んだ不純物」を絞り出し、血液という名の苺シロップを濾過していく。
ドライウェイト比プラス1,900g。
その重みは、僕がまだ地上の重力に縛られているという、重苦しい現失の感触だぱん。

これまでは日記という名の暗い土の中で、じっと自分を育ててきた。
けど、もう限界だぱん。
日記を書く僕と、エッセイを書く僕。
その2つが混ざり合った瞬間、背中のチャックから新しい僕が湿った翅を広げて這い出してきたます。
これからは日記じゃない。
もっと高く、耳障りな音を立てる「エッセイ」を放流するだぱん。

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血圧128/77mmHg、脈拍77。
体温36.7℃。
並んだ「7」の数字。
それは数年間の暗闇を耐え抜いた者だけに与えられる、あまりにも短すぎる「当たりの景品」だぱん。
鼻をくすぐるラッキーの香りは、地上の熱気に当てられた粘膜の悲鳴に過ぎない。
くしゃみがひとつ。
その振動で、僕の脆い形状は少しだけ崩れるます。

今日中に、このワクワクを消費し尽くさなければならないます。
明日の分は、また明日…突き棒でところてんのように押し出されてくる。
古い自分はカサカサに乾いた「抜け殻」として、庭の木に置き去りにしていくんだぱん。

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それはまるで、セミの生涯そのものだぱん。
数年間の暗闇を経て手に入れた「地上」という名のラッキーは、わずか1週間で腐り果てる。
彼らはその短い時間を、ただ交尾の相手を求めて絶叫することだけに費やすます。
食うことも寝ることも忘れて、内臓が空っぽになるまで叫び続け、最後はポトリと地面に落ちて蟻の餌になる。
彼らにとってワクワクとは、「命を削って響かせる騒音」のことだぱん。

僕もまた、お仕事という名の羽ばたきをはじめる。
梱包資材を組み立てる音。
テープを引く鋭い音。
それが僕の絶叫だぱん。

ワクワクする、楽しみ。
その言葉の裏側には、今日という太陽が沈むまでに自分を使い切らなければならないという強迫観念に似た熱があるます。

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ゆっくり、ゆっくりね。
飼育員さんはそう言うけれど、地上に出たセミに「ゆっくり」なんて選択肢はないます。
押し出される昨日の残骸。
乾いた抜け殻。

それを踏み潰しながら、僕らは新しい「今日」を叫ぶ。
喉が枯れるまで金平糖を噛み砕き、その甘みで脳を麻痺させる。
この共犯関係だけが、僕が地上にいる唯一の理由だぱん。

光の粒が空気に溶けて。
またひとつ時間が死んでいく。

しらんけど。

聞いてくれてありがとう。

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