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パンダの生存報告 2026/04/11(土)

なう
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今日は気温が上がりそうです。
(パンダ談)

あのね、聞いて。
今日も生きてるよ。

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169という数字と、鳴らない警告音

春の朝はときどき、鋭利な刃物のようだ。
空気が肺に刺さる。
目覚めてすぐ、僕は右腕を差し出す。
血圧計が「ブーッ」と、僕の血管を無慈悲に締め上げる。
デジタル画面に浮かんだのは、169/103。

かわいくない数字だ。
昨日の僕が、どこかで何かを間違えた証拠が、こうして冷徹なフォントで突きつけられる。
体重もドライウェイトからプラス1,000g。
誤差だと言いたいけれど、この体にとっては立派な「過失」だ。

誰かに怒られるわけじゃない。
隣に誰かがいて、「また高いじゃない」と溜息をついてくれるわけでもない。
ただ、静かな部屋で、僕1人がその数字を飲み込む。
この孤独は、自由によく似ているけれど、その実、ひどく無機質な「密室」だ。

うまくいかないな、と独り言をこぼす。
けれど、その「いかなさ」こそが、今の僕の輪郭なのだ。

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ホヤという名の、未知なる侵入者

そんなガタついた体を引きずりながら、僕はネットで「ヤツ」に出会った。
ホヤ。
聞いたことはあるが食べたことはもちろん、見たこともない。
食べる機会にすら出会ったことがない。
見た目は、岩にこびりついたエイリアンの卵か、あるいは、剥き出しの心臓。
食べたことはないので、味の想像もつかない。
酸っぱいとか、苦いとか、海の鉄分の味がするとか、噂だけが僕の耳をかすめていく。

なぜだろう。
あんなにグロテスクで、得体の知れないものを、僕は「お刺身で食べてみたい」と思った。
それは、徹底的に管理され、数字に縛られた僕の日常に対する、小さな反逆なのかもしれない。
体験してみなければ、正解がわからない。
その不確かさが、今の僕にはひどく贅沢なものに思えるんだ。

次の目標。
ホヤを買ってみて、喰らう。
その一瞬、僕は「患者」であることを忘れて、ただの「捕食者」になれる気がする。

ネットで購入できるんだ。
ぜひチャレンジしてみよう。

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牧場の柵の中で、ステップを踏む

僕の生活は、まるで柵のある牧場だ。
首輪や鎖で繋がれているわけじゃない。
どこまでも歩いていけるような気がするけれど、ふとした瞬間に「柵」に突き当たる。
水分量、塩分、カリウム、そして透析という名の帰還命令。

けれど、絶望はしていない。
がんじがらめじゃないんだ。
この柵の範囲内であれば、僕は走り回ってもいいし、昼寝をしてもいいし、ホヤの味を空想してニヤついてもいい。

「限られた自由」を謳歌するというのは、柵の存在を嘆くことじゃなく、柵の中にある草の匂いを、誰よりも深く嗅ぐことだと思う。
体重の増えに怯えながら、仕事に向かう。
トライアンドエラー。
人生なんて、その繰り返しで泥まみれになるだけだ。

ねぇ、君も一緒に、この狭い牧場で踊らないかい?
柵の外のことは知らない。
でも、内側の景色だけは、僕らだけのものだ。

明日の朝、ホヤが心臓みたいに赤く笑っていませんように。

聞いてくれてありがとう。

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